シングルオリジンとは何か、ブレンドと何が違うのか
コーヒーショップのメニューで「シングルオリジン」という言葉を見かけることが増えました。でも、ブレンドと何が違うのか、なぜ値段が少し高いのか、よくわからないという方も多いと思います。Prairie Echoでは開業当初からシングルオリジンだけを扱っていますが、その理由を改めて説明します。
シングルオリジンとは、産地を一つに絞った豆のこと
シングルオリジンとは、特定の国・地域・農園から収穫された豆だけを使ったコーヒーのことです。エチオピア・イルガチェフェ産、コロンビア・ウイラ産、というように産地が明確に示されます。ブレンドは複数の産地の豆を混ぜて、バランスの取れた味を作るのに対し、シングルオリジンはその産地の個性をそのまま楽しむことを目的としています。
産地によって味はどう変わるか
エチオピア産はベリー系の香りと明るい酸味が特徴で、浅煎りにすることが多いです。コロンビア産はチョコレートやキャラメルのような甘みがあり、中煎りから深煎りまで幅広く対応します。グアテマラ産はナッツのような香ばしさと穏やかな酸味が特徴です。
これらの違いは、栽培される標高・気候・土壌・収穫後の処理方法によって生まれます。同じエチオピアでも、地域が変わると味が変わります。シングルオリジンを飲み続けると、産地ごとの個性が少しずつわかるようになります。
ブレンドが悪いわけではない
ブレンドは複数の豆の長所を組み合わせ、安定した味を作るための技術です。毎日同じ味を楽しみたい方や、エスプレッソのベースとして使う場合はブレンドが向いていることもあります。シングルオリジンは季節や収穫年によって味が変わるため、「毎回同じ」を求める方には向かないこともあります。
Prairie Echoでシングルオリジンだけを扱っているのは、豆の産地と味の関係を直接感じてほしいからです。毎週仕入れる豆が変わるたびに、カウンターでその豆の話をするのが楽しみの一つです。
シングルオリジンを選ぶことは、その産地の農家の仕事を直接評価することでもあります。次にコーヒーを選ぶとき、産地のラベルを少し気にしてみてください。